光熱費ゼロの正体
太陽光電池を設置し「太陽光発電で《光熱費ゼロ》」という表現をする住宅メーカー。
多くの人は光熱費ゼロ=エネルギーゼロと連想するのではないでしょうか。
しかし現実は違います。該当する地域はあるでしょうが、限定されます。
そもそも、この表現方法では様々な誤解を招くきます。
光熱費ゼロ=エネルギーゼロではありません!
まず第一の誤解。
太陽光電池を設置することで、家庭での電気が全て賄えるという誤解。全て、または多くの
電気を太陽光発電で賄えるので光熱費が掛からなくなる。これはまったくの誤解です。
しかし、このように思っている人は少ないでしょうが・・・。 (^_^;)
「太陽光発電で《光熱費ゼロ》」とは光熱費ゼロ=エネルギーゼロを意味しているのではありません。
光熱費の収支がプラスマイナスゼロという意味です。
太陽が顔を出して太陽光発電で発電した電気は、電力会社に売ります。東北電力では
平成20 年9 月1 日より電気需給契約の電力量料金単価で購入しています。
そして、日も暮れれば太陽光では発電しません。夜間は電力会社から電気を買います。
この電気を売った、買ったの収支がゼロになることを「太陽光発電で《光熱費ゼロ》」と言って
住宅会社が宣伝しているのです。しかも、現実にゼロになる地域は限られています。
第二の誤解。
《光熱費ゼロ》のゼロという表現。
ゼロとは数字の0(零)であり、無を表現します。光熱費が無し。掛からない。
光熱費が掛からないと言うのは、状態を示すのかシステムを指しているのか。
①普通の家庭が普通の暮らしをして光熱費ゼロになってしまった状態を言っているのか
➁普通の家庭が普通の暮らしをして光熱費ゼロになるようなシステムを言っているのか
どちらなのでしょうか。
①は結果を示します。データを集計し平均値がゼロに近い数値だった。よって《光熱費ゼロ》。
➁は《光熱費ゼロ》になるように計算をし、ゼロになるようなシステムを構築して《光熱費ゼロ》。
多くの人々は《光熱費ゼロ》と聞けば、①の状態を頭に浮かべます。
しかし、多くの(ほとんどの)住宅会社が宣伝している《光熱費ゼロ》は➁です。
➁は、様々な条件が前提になっています。
