エコキュート
東北電力は、今まで推奨品として奨励してきた『電気温水器』と『蓄熱暖房機』を推奨品から
外し、代わりに非常に効率の良いとされる『ヒートポンプ式』の機器を奨励しようとしています。
『ヒートポンプ式』の給湯設備は、皆様おなじみの『エコキュート』と呼ばれる商品です。
『ヒートポンプ』については前回ご説明いたしました。
今日は『エコキュート』についてお話をいたしましょう。
エコキュートの仕組みを図を用いてご説明いたします。
前回、エアコン(ヒートポンプ)の暖房の仕組みをご説明しました。
冬の暖房は、室外の寒い空気の熱を汲み上げ、圧縮して高温にして室内へ熱を移動させ、
部屋を温めます。『エコキュート』は部屋を暖める熱を、空気ではなく水に熱変換させます。
ヒートポンプの理論を覚えていれば、簡単ですね。(^^♪
『エコキュート』は、非常に高効率で経済的な給湯器であると宣伝されています。各電力会社でも
大々的に宣伝していますし、多くのメーカーで機器の販売をしております。
効率の良さを示す数値に「COP」というものがあります。
「COP」は、定格エネルギー消費効率というもので、成績係数とも呼ばれています。
簡単に言えば、1キロワットの消費電力の熱変換の能力を表したものです。
多くのエコキュートのCOPの数値は「4.0以上」でしょう。電気温水器のCOPは1.0です。
COP 1.0は、1キロワットの消費電力で発生した熱量を、そのまま同じ熱量で水に熱を与える
ということです。消費電力100%を熱に変換したということです。
「COP 4.0」とは、消費電力の400%を熱に変換できるという事です。電気温水器の4倍以上の
性能をエコキュートは持っている事になります。電気温水器の普及は地球温暖化を促進させると
以前ご紹介いたしました。エコキュートの普及は、地球温暖化防止に繋がると多くのメディアで
報じられています。エコキュートの仕組みの図を引用させていただきました
㈶ ヒートポンプ 蓄熱センターはヒートポンプの普及がどれ程地球温暖化防止に貢献するか、
試算しています。
その資料がコレです。
日本国内の空調や給湯を、従来の燃焼型からヒートポンプに移行すると約1.3億トンの
CO2の削減が可能だと試算しています。この1.3億トンという数値は、日本のCO2総排出量の
約1割です。ヒートポンプの普及によって1割のCO2の削減が出来るというのです。
日本のCO2の排出量は約13%削減しなくてはなりません。1割の削減は魅力的です。
「ヒートポンプの普及こそが地球温暖化防止の切り札だ!」という人々(機関)が居ますが
この試算が正しければ、なるほど・・・・。納得できるでしょう。
