機器の転換
先にご説明しました『電気温水器』と『蓄熱暖房機』は、電気を熱に変換し、ヒーターによって
水やレンガに熱を移動する、非常に効率の悪い機器です。
効率が悪いゆえに時間が掛かります。
どちらに機器も、5~8時間ヒーターによって水やレンガを温めます。それだけの時間を要します
ので、その都度温めるのではなく前日に温めます。これって、おかしいと思いませんか?
暖房に限って言えば、本来熱源が必要なのは夜から朝にかけてです。その時間帯が冷え込み
ますので、就寝できるくらいの小さな熱で温度を下げない様にすれば、日中はそれほど熱を
必要とはしません。日が照れば尚更です。日が照らない真冬日でも、温度が下がった時に
その都度温めれば良いのです。ガスや灯油は、火力が強いのでその様な運転が可能です。
給湯だってそうです。20時に入浴するとして、そのお湯を沸かすのは前日の22時か23時から。
20時間以上も経過した後に使用するのです。時間が経過すればお湯は冷めます。どう考えても
不経済です。しかし、現実は『経済的』なのですが・・・・・(~_~;)
これらの機器に対し、電力会社は今までの方針を転換するようです。
効率が悪い機器の為に消費電力が増加して困ったのか、地球温暖化を促進する機器だと
批判されたからなのか、それとも別の理由があるかは知りませんが、電力会社はこれまでの
路線を変更するようです。
東北電力は、今まで推奨品として奨励してきた『電気温水器』と『蓄熱暖房機』を推奨品から
外すそうです。これらの代わりの機器は、非常に効率の良いとされる『ヒートポンプ式』を
採用した機器です。
東北電力が、今後どのようにして『ヒートポンプ式の機器』を奨励するのかは知りません。
その一端を『北海道電力』のHPから垣間見れます。
北海道電力は、『ヒートポンプ式の機器』を採用した家庭に割引のサービスを提供します。
『ヒートポンプ式の機器』は消費電力が少なくて済みます。少ない消費電力に料金の割引。
電気料金は非常に安くなるかもしれません。そうなればどうなるでしょうか?
ただでさえ現在、電力会社は赤字です。値引きをすれば益々減収になるでしょう。減収になれば
運営が益々大変になります。電力会社は燃料費の値上がりによって生じた赤字分を、来年
電気料金を値上げして埋めようとしています。一家庭あたり数百円の負担増と言われています。
今後、電気料金はどう移行するのでしょうか?基本料金の値上げか、電気料金の値上げか。
『電気温水器』と『蓄熱暖房機』に採用されている機器の値引きの廃止か。
私たちの地域は東北電力の管轄です。東北電力がどのような料金形態にするのか?
