廃炉
青森県六ヶ所村にある「低レベル放射性廃棄物埋設サンター」の2008年度の受け入れが
9,720本。
「低レベル放射性廃棄物埋設サンター」の最終埋蔵計画は300万本。
今まで原子力発電所から発生した「低レベル放射性廃棄物」が約60万本。
ということは、あと200年ぐらいは大丈夫な計算になります。
しかし!
昨日お話ししました「低レベル放射性廃棄物」は、原子力発電所から運転される際に出る
廃棄物や、定期検査により発生する交換部品、作業服等ばかりではなさそうです。
なぜならば!
上記のもの以外にも、これから「低レベル放射性廃棄物」に分類されるものが生じるからです。
それは・・・・・・
原子力発電所そのものです!!!

「低レベル放射性廃棄物に分類されるものが原子力発電所そのもの?」
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このことは、原子力発電所の寿命と関係があります。
それでは、原子力発電所の寿命はどのくらいの期間なのでしょうか?
原子力発電所の寿命を最終的に決定するのは、炉心が納まっている『原子炉圧力容器』です。
『原子炉圧力容器』は、特殊鋼で作られています。なぜならば、『原子炉圧力容器』内では
核分裂が行われていますので、放射線に耐えられなければなりません。核分裂に伴う熱にも
耐えなければなりません。また、高い圧力が掛かりますのでその圧力にも耐える必要が
あります。故に、粘り気のある特殊鋼が使用されていますが、長年運転されますと劣化
していきます。粘り気が少なくなり脆くなると、急激な温度変化(異常事態に対する急停止)
などに耐えられなくなり壊れる可能性が高くなります。こうして『原子炉圧力容器』の寿命が
尽きて『廃炉』になります。
『廃炉』までの期間が3~40年と言う人もいれば、4~50年とも言う人もいます。
点検しメンテナンスさえすれば60年使用可能だと言う人もいますが、新しい原子炉でさえ
定期検査が約一年に1回必要とされますので、老朽化が進めば点検、整備に手間が掛かり、
費用の面でも折り合いがつかなくなり、現実的ではありません。
長年運転し、『廃炉』が決定した後、原子炉は解体されます。しかし、原子炉は放射能を帯びて
いる為、解体と言っても困難を伴います。
日本で原子炉が解体された実例があります。日本原子力研究所の動力試験炉です。
1986年度から解体され、96年に全ての解体作業を完了しました。解体作業に10年の年月を
費やしたことになります。商用発電炉で『廃炉』が決定し、解体を待っている原子炉は
1998年3月31日に運転を停止した、日本原子力発電㈱の東海発電所1号機です。
この発電炉は1966年に運転開始をした、日本で第一号の商用発電炉です。30年余りしか
経っていませんが、経済性の面から『廃炉』が決定しました。
その後の工程はこうです。
運転停止後、1~2週間掛け原子炉を冷却。
その後、核燃料を取り出します。全ての核燃料を取り出すのに3年。
その後、放射線を帯びたものを化学薬品で洗浄した後、放射能を減退させる為、放置。
その後に順次解体作業が行われます。
その解体で発生する廃棄物の量は15万トン以上と試算されています。
その内訳は、原子炉格納容器内部のものを放射性廃棄物とし、
残り12万数千トンを放射能汚染の無い廃棄物、産業廃棄物として取り扱う。
・・・・だそうです。
((((((°Д°)))))))))
15万トン中12万トンが産業廃棄物・・・・・・・・
およそ8割が、放射能汚染の無い産業廃棄物だというのか?
