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●低レベル放射性廃棄物 Ⅱ

原子力発電所は運転に伴い、気体と液体の廃棄物を出します。それらは、濾過稀釈され、

放射能レベルを法令で定める基準よりも下げて環境中に排出されます。

「低レベル放射性廃棄物」とは、原子力発電所から出る放射能の廃液を濃縮固化したもの、

浄化に使ったフィルターや濾過装置を切断、圧縮、溶解処理したもの、または焼却処分にした

ものが挙げられます。さらに、それらを処分する際に使用された、雑巾や作業服等も

含まれます。これら「低レベル放射性廃棄物」を、セメントやアスファフルトで固めて、

200Lドラム缶に詰めたものを、保管した後、浅い地中へ埋設処分されるわけです。

下の写真はドラム缶詰めされた低レベル放射性廃棄物が保管されている所を写したものです。

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「低レベル放射性廃棄物」は日々、原子力発電所から運転される際に出る廃棄物だけでは

ありません。

原子力発電所は、運転を開始した後も安全に運転しているかを確認しなくてはなりません。

その為に、『定期検査』が行われています。国の規定では約一年に一回の割合で実施されて

います。『定期検査』では、最も重要である原子炉本体も検査されます。原子炉の容器の上蓋が

はずされ、圧力容器や原子炉内の様々な構造物に亀裂がないかが検査されます。また、燃料棒

が損傷していないか、制御棒の駆動装置などの点検、作業動作の確認も行われます。

燃料棒の検査も行いますので、その際に燃料の交換作業も行われます。全ての燃料を交換

するのではなく、3~4年使用されて古くなったものから順次交換されていきます。

よって、四回の定期検査で燃料の交換が一巡することになります。

その他に、非常時用の発電機の点検、冷却装置のポンプ、弁の解体点検、タービンを回すのに

必要な蒸気発生装置など、検査内容は多岐に渡ります。ですので、定期検査の期間は、短くて

40日、長い場合は60日以上掛かることもあり、延べにして1000人以上の作業員が検査に

携わることになります。


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この際に使用した作業員の作業服、雑巾、交換した部品(燃料棒を除く放射性レベルの

低いもの)なども、「低レベル放射性廃棄物」に含まれます。

「低レベル放射性廃棄物」の発生量(保管状況)を表したのが下のグラフになります。

graph_1Big.gif

これらは、青森県六ヶ所村にある「低レベル放射性廃棄物埋設サンター」に運ばれ、収容され

その後地中に埋められます。今年度の受け入れ状況は以下になります。

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日本動燃㈱HPより


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▲「低レベル放射性廃棄物埋設サンター」の今年度の受け入れが9,720本。

  「低レベル放射性廃棄物埋設サンター」の最終埋蔵計画は、300万本。

  今まで原子力発電所から発生した「低レベル放射性廃棄物」が約60万本。


    ということは、あと200年ぐらいは大丈夫・・・・

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