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« 『再処理』の今 | メイン | 第7回ひがしねさくらんぼマラソン »

●プルサーマル

原子力発電所を操業し続けるという事は、使用済み核燃料を排出し続ける事になります。

それは、プルトニウムを排出し続ける事と同じ事です。プルトニウムを大量に貯蔵することは、

国際社会から疑惑の念を招きかねません。ご存知のように、プルトニウムは核兵器への

転用が可能な核物質であるからです。高速増殖原型炉『もんじゅ』のナトリウム漏れ事故が

原因で、高速増殖炉の実証炉計画が白紙に戻され、プルトニウムが余るのが必死の情勢に

なりました。どうにかして、プルトニウムを処理しなくてはなりません。


そこで、再処理で生まれるプルトニウムの使い道として注目されているのが

『プルサーマル』です。


『プルサーマル』とは、核分裂で生まれる「中性子」を軽水などを利用した「減速材」を用い、

減速させて使用する軽水炉(サーマルリアクター)などの原子炉で、プルトニウムを燃やすことを

意味する和製英語です(プルトニウム サーマルリアクターの略)。

軽水炉では通常、3~5%の核分裂するウラン235と核分裂しないウラン238で成るウラン燃料を

使用しますが、ウラン235の変わりにプルトニウムを4~9%程度混ぜます。

これを、ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料『MOX燃料』と言います。

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軽水炉は元々MOX燃料を使用するように設計されていません。よって、プルサーマルを行う

原子炉ではMOX燃料の使用を燃料全体の三分の一程度に抑えることにしています。


日本の核燃料リサイクルは、高速増殖炉による『高速増殖炉サイクル』への取り組みが大きく

後退し、次の策としてプルサーマルによる『プルサーマルリサイクル』へシフトしようとしています。

しかし、プルサーマルの燃料のMOX燃料は現在、英国、仏国に製造を依頼しています。

ところが、プルサーマル用MOX燃料の製造を行っていた英国核燃料公社(BNFL)で、品質管理

データの捏造事件が発覚したことが発端となり、またプルサーマルを計画していた福島県、

福井県で反対運動が起こり、計画は暗礁に乗り上げています。

青森県の六ヶ所再処理工場でMOX燃料の製造を計画されていますが、まだ申請段階に

留まっています。国内での製造にはまだまだ時間が掛かりそうです。


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それに、課題もあります。

MOX燃料は通常のウラン燃料と比較して一割ほど割高になります。経済面ではメリットが小さい

でしょう。それに、プルサーマルで発生した使用済み核燃料の『再処理』の問題もあります。

プルサーマルによって発生した使用済み核燃料から取り出したプルトニウムは品質が悪く、

高速増殖炉を使用したプルトニウム利用と異なり、魅力があまりありません。廃棄処分だけでは

リサイクルの輪にならず、一方通行にしかなりません。また、プルトニウムの方がウランより

コントロールしづらいので、運転の安全には特に慎重を期さなくてはなりません。

原子炉に対する負担も増加します。


しかし、海外に目を移しますと、ヨーロッパを中心にかなりの実績があります。

原子力発電の先進国である仏国は、MOX燃料をかなりの数で使用しているようです。

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▲数年前から『プルサーマル』についてのCMが流れています。

   そのCMを見て『プルサーマル』の意味は解かりません。

    ただ、イメージだけのCMです。勿論、『良いイメージ』!

      その『イメージ』に乗ってしまう大衆。気がついたときには後の祭り・・・・・・・・

       
     この様なことが、今の時代は多すぎる!!!!!

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