核分裂
核分裂とは、文字通り原子である原子核が分裂することです。
原子力発電に利用される燃料は、ウラン235という物質で、これに中性子をぶつけることで
原子核に吸収され二つに分裂します。この時に膨大な熱エネルギーを発するのです。
どれくらいの熱エネルギーかと申しますと、ウラン1グラムあたりで石油2000リットル分、
石炭3トンに匹敵する巨大なエネルギーなのです。
ただし、ウランと石油や石炭の発生する熱エネルギーの性質は異なります。
熱エネルギー=燃える という事です。
いわば、ウランは石油や石炭と燃え方が違うということです。
石油や石炭を燃やすと、二酸化炭素や水が発生します。それは分子構成の変化による
ためです。その変化の際に光や熱が発生します。つまり、ある物質が別の物質と反応する事で
物質を構成する原子(分子)の結びつきが変化し、その際にエネルギーが放出される。
これが、石油や石炭、木材などが『燃焼』する現象です。
ウランは物質同士の結びつき方が変化するのではなく、物質そのものの変化によって
エネルギーが生じます。時間の経過とともに説明しましょう。
ウラン235の原子核に、外からやってきた中性子が衝突します
↓
原子核はその中性子を吸収し、中性子が一つ多いウラン236という原子核に変化します
↓
ウラン236は、吸収された中性子の分だけ不安定な状態になります
↓
そして、二つの原子核に分裂します
↓
この分裂の際に、同時に二個の中性子が放出されます
この分裂の際に、非常に大きなエネルギーが発生します。原子核(ウラン235)は天然に
存在する原子の中で最も大きいのです。すなわち、最も重いとも言えます。
原子核は陽子と中性子によって構成されています。その陽子と中性子の結びつきは
非常に強いのですが、それが分裂する事によって解き放たれる、これが大きなエネルギー
の正体なのです。核分裂によって生じるエネルギーは桁外れに大きく、炭が燃焼するときに出る
エネルギーの実に4300万倍の大きさになります。
そして、何より重要なのは・・・・・・・・
ゆっくり燃焼する炭に対して、原子核は・・・・・・・・・・・・・・・・・
アッ!!!!!
と、いう間に核分裂が行われます。
年のせいかしら・・・・・・・
