火力発電
『脱石油』を図っている発電設備ですが、現在の日本は
電力需要の半分以上を『火力発電』によって賄われています。
『火力発電』は、石炭・石油・液化天然ガス(LNG)などの化石燃料を燃焼させて、
その熱エネルギーによって蒸気を作り、その蒸気の力でタービンを回し発電します。
この様に至ってシンプルなシステムですので、発電所の建設が比較的簡単です。
技術が確立していて安全性が高いことから、送電ロスを抑える為に都市の近くに設置する
こともできます。
しかし、日本は燃料の石油や液化天然ガスをタンカーによって海外より輸入しています。
ですから、燃料の搬入の利便性などから、臨海地区の工場地帯に建設される場合が多いの
です。その臨海地域に多くの工場が立ち並ぶのには理由があります。それらの工場は多くの
電力を使用しますので、この立地条件は送電ロスを小さくする事が出来るのです。
石油は発電だけでは無く、その他にも利用されます。
代表的なのが『プラスチック』です。ポリエチレン、ポリスチレン、塩化ビニルなど挙げれば
キリがありません。合成繊維もそうですし、ゴムや塗料なども石油を使って作られます。
これらを製造している工場も臨海地区の工場地帯にあるのです。
石油のもたらす効果は非常に大きいと思いませんか?
『太平洋ベルト』に代表される臨海地域の工業地帯は、『石油』無しでは為し得なかったのでは
ないでしょうか。工業地帯だけではありません。『プラスチック』に代表される石油化学製品。
地球温暖化の原因と、今や悪者にされる場面も時折見受けられますが、想像してみてください。
『プラスチック』の無い世界を・・・・・・・・・・・
自動車の至る所に『プラスチック』が使われています。それらが無ければ重量が重くなり
燃費は悪化するでしょう。タイヤの代替は今のところありません。輸送するにしたって、多くの
梱包材は『プラスチック』です。衣類もそうです。ポリエステル。持っていないという人は
いないでしょう。
『プラスチック』は私達の生活になくてはならないものになってしまったのです!!
温暖化の影響だけで『石油』を悪者にするのではなく、この様な理由から大切に使わなくては
ならないのではないでしょうか・・・・・・・・・・・・・
