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●誤解

資源の状態、油田の現状、政治的背景・・・・・・これらを含め判断すると

『石油ピーク』と言う考えが現実味を帯びていると考えられます。

『石油』は再生不可能資源です。文字通り使ってしまえば二度と再生は出来ません。

そして『石油』は、枯渇するのではなく、コストなどの様々な要因によってもたらされる

『石油ピーク』という現象によっていずれ頭打ちになると考えられます。

そしてその後、減少に転じます。この考えが、現状を分析すれば一番自然です。


であれば、地球温暖化の見方も変わってきます。

出所)IPCC第4次評価報告書2007


このグラフはIPCC第4次評価報告書でも採用された「SRESシナリオ」(2000年IPCC発表)です。

1900年から2100年までの世界平均地上気温の上昇を観測したデータと予測データです。

オレンジ色は2000年の温室効果ガスの濃度が将来も変わらず、一定に保つことができると

仮定したケースです。最良の見積もりで0.6℃、予測幅は0.3〜0.9℃という様に読みます。

これは温室効果ガスが2000年のまま安定できたとしても、気温の上昇が続くことを意味しています。

選択する燃料・生活様式によってシナリオは様々考えられます。一番気温上昇の激しいA1F1を

見てみましょう。A1F1は化石エネルギー重視シナリオです。気温上昇は最良の見積もりで4.0℃

予測幅は2.4〜6.4℃となっています。

しかし、石油ピークの考えでは『A1F1』のような上昇は、ありえないでしょう。


なぜならば、例えば『車』。現在車は『石油』で走っています。代替エネルギーで

『燃料電池』で走る車を開発なされていますが、今のところ現実的ではありません。

常温で液体状のエネルギー『石油』だからこそ、これだけ普及したのです。この石油が

流通しなければ(大変高価なものになれば)車は走りません。よって温室効果ガスの

発生も止まります。問題は、『石油ピーク』がいつ来るかという事です。

ですから、『A1F1』のシナリオの様に増加の一途を辿る事は無いと考えられます。

豊富な石炭から液体状の資源を抽出できる技術が確立されれば話は変わりますが

今のところ難しいでしょう。

温暖化が起きていないと言っているのではありません。提示している値に疑問を感じるのです。

過大な誇張は、様々な誤解を招きます。


温暖化も大きな問題ですが、車が走らない社会は、僕たち人類に多大な影響を及ぼすでしょう。

人の移動が制限されます。物品の運搬も現在のようにはいかなくなります。

暖房や給湯に石油を利用している家庭、企業は使用できず、設備の変換が迫られます。

食糧にも影響があります。自給率の低い食糧ですが、その食糧を生産している人は

多くが高齢者です。労働の負担を抑える為に機械を使用して食物を育てています。

肥料などにも『石油』が使用されています。

『石油』が流通しなければ、ただでさえ低い自給率が益々低下します。輸入しようにも

『石油』が無ければ国内に持ち込めません。

漁業も然りです。漁船は『石油』が無くては動きません。

『石油』は、僕たちの生活に多大な影響を与えます。

『地球温暖化』も然りです。温暖化によって影響を受けるのは地球ではありません。

地球はこれまでも、今以上の温暖化を経てきたようです。

その影響を受けたのは、地球ではなく、地球に住む『生物』です。


そうです。

『地球温暖化』によって危ぶまれるのは・・・・

             『人類』なのです・・・・。


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