資源の現実
『 机上の空論』の問題点は、
現実を見据えていない事です。化石燃料の資源の現実はどうかを知る必要があります。
石油は、太古の有機物、太陽エネルギーの化石である、と言う説が有力です。
石油は石炭の様に広く世界中に分布しておらず、ごく限られた場所に偏在しています。
今から7千万年前から2億年前までの『中生代』と呼ばれる時代に
石油の起源が集中しています。当時は、非常に暖かく、温暖化が進んでいる時代と
されています。
様々な有機物(植物・動物)などを大量に含む岩を『石油根源岩』と呼びます。
『石油根源岩』は長い年月を掛けて『石油』『天然ガス』に精製されます。
それらは、穴や隙間の空いている岩(多孔質の砂岩・石灰岩)などで構成されています。
その『石油』『天然ガス』を多く含んで構成された多孔質の岩が、【ある条件】の地質まで
移動しなくてはなりません。なぜならば、そのままの状態であれば、多孔質の岩の
穴や隙間から化石燃料の物質『炭化水素』が地表から逃げてしまうからです。
多く含まれている『炭化水素』が地表まで逃げないように、『蓋』をされる必要があります。
頁岩(けつがん)などの緻密な地層は『帽岩』と呼ばれ、『蓋』の役割をします。
また、地層ではなく断層によっても『蓋』の役割で遮断します。
この蓋が非常に重要で、蓋が不完全で密閉されない場合、揮発成分が逃げ、重質な成分
しか残らない。それが、前に述べましたオイルサンドなどの『非在来型の石油』です。
なので、掘っても噴出しないので採掘には非常にコストが掛かります。
その条件の整った構造の地層まで『石油』や『天然ガス』が移動し、凝縮した油層、貯留層が
『油田・ガス田』なのです。
地下にプールのようなモノを以前僕も想像していましたが、それは間違いでした。
凝縮しているので、採掘すれば『自噴』するのです。ストローのようなものを差し込んで
『吸い出す』という想像もこれまた間違いです。
映画『アルマゲドン』で、ブルース・ウィリスが石油を掘り出す作業で、油田を掘り当てた時の
『自噴』する様子が映し出されています。正にこの状態です。
この現実を知らない事が、様々な誤解や偽りの理論を生みます。
資源の事だけでなく、色々な事象でこの様な状況が数多く起こっています。
この事は・・・・・・・・・ホントに本当 『悲劇』です。
