その中に生まれた家族

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今から9年前・・・・・・パパとママは出逢い、その後結婚しました。
ふたりとも、いい年でしたし、結婚願望はお互い持っていましたので
結婚に至ったのは、ごく自然な流れでした。
前にも『家族の紹介』でお話ししました様に、結婚した翌年、りんが生まれました。
結婚し、そして子供が生まれる。その事において僕たちは何の疑問も持ちませんでしたし
それらのことはごく自然な、「当たり前」のことだと思っていました。
そして、その「当たり前の幸せ」を「当たり前」のように思い、別に幸せな事ではなく
「普通」のことだと思い、暮らしていました。
それから、数年経ちました。そろそろ第二子をと思い励みましたが、
ご存知のようになかなか出来ませんでした。
しかし、その事を悲しんだりもせず、今までのように「普通」に暮らしていました。
そんな時です。ある本を読んでいる時、ある文章に目を凝らしました。
その文章は以下のようなものでした。
『彼は独身主義者で菜食主義者だった。その理由は、食べ物や大気汚染は
人類の将来に必ず悪影響を及ぼす、だから子供はつくらないということである。』
この言葉に、小さな感銘を受けました。
なるほど!そういう考え方もあるだろう。この時代の情勢を見回してみても
将来が輝けるものだとは言い難い。それどころか、反対の将来のほうが想像するに
簡単だ。そこに、わが子を歩ませる。その子にとっては不幸ではあるまいか。
それならいっそ、結婚せず、子供ももうけない。
一人で天寿を全うする。いやー、実に強い人だと思いました。
しかし、
僕には無理だ。現に結婚し、子供もいる。
もはや、この子のいない世界など考えられない。
それだけではない。そもそも、この現状に満足している。
そして、何より、孤独な老後を一人で送れるほど、僕は強くない。
しかし、りんにとってはどうだろうか?犯罪も増え、とても安心して過ごせる
環境とは言い難い。広く言えば、少子高齢化に伴いこれからの子供たちの負担は
大きくなるだろう。もう少し言えば、石油が枯渇するやも知れない。
その時はどんな暮らしになるのだろう?電気も制限されることだろう。
今の平均寿命を考えても、りんが生きている間にそのような時代が来る確率は高い。
りんが将来結婚し、その子供の時代には益々確率は高くなる。
考えれば、考えるほど・・・・・・・・・・・・・・・
と言うより、僕のエゴ?
