驚愕の予測 (現在)
昨日は1995年まで端折って紹介しました。
次に、現在の2007年を見てみましょう。
これが、この本『気候変動+2℃』で紹介されている現在です。
昨日、紹介しました1995年、12年前に比べると随分と温度上昇が見られます。
2007年、IPCCによる第四次報告書が発表されました。
実は、この本には温度の変化を表した上記の様な世界地図のほかに、
その年に起きた出来事と、工業化以前と気温比較した温度計が表示されています。
昨日紹介した過去の出来事などは、この部分に僕なりの感想などを添付し、書きました。
この本は2006年の4月に出版されました。よって、この2007年の表示は、近い将来を
予測したものです。今年と1995年の間には、1998年、2001年、2004年が表示されています。
工業化以前との気温差を表示した温度計に目をやって見ましょう。
2004年に1℃を超しています。今年発表されたIPCCの第四次報告書によりますと
「今、100年あたり0.74℃の速度で温暖化がおきている」と述べられています。
第三次報告書が「100年あたり0.6℃」の表示でしたので、それを上回った値です。
しかも、この本が出版される時、第四次報告書は出ていません。
しかし、この本の「A1シナリオ」高度成長社会のシナリオの場合、2007年には
1.3℃の温度上昇を示しています。およそ0.5℃の違いがあります。
言わば、「A1シナリオ」は第三次報告書より、そして現在より、
急激な成長を前提としているのでしょうか?
2℃の上昇で気候が変動すると言われています。それと比較したら0.5℃は
小さくない値と思われます。
しかし、ホントに本当に0.5℃の違いは大きいのでしょうか?小さいのでしょうか?
何と、日本においては、この100年でおよそ1℃気温が上昇しました。
さすれば、温度差は0.3度に縮まります。
東京においては、ヒートアイランド現象によって、この100年で3度も上昇しました。
東京の気温変動はあまりの異常な状況の為、平均気温には含まれていません。
北海道の札幌でもヒートアイランド現象は起きているといわれています。
もう一度、本書に話を戻してみましょう。現在の温度上昇は「A1シナリオ」の何時に
当てはまるのでしょうか。0.74℃の上昇は1998年に当てはまります。
その差9年!!!
この差は短いのでしょうか?長いのでしょうか?
これらの数値の差によってのこの本、
「気候変動+2℃」の信憑性は高いのか、低いのか?
それを踏まえて、『未来』を見てみましょう。
札幌の街の中は非常に雪が少ない。今年は暖冬でしたが・・・・
しかし、タクシーで街から少し外れると雪がしっかり積もっているのです。
その差、20センチから30センチ。
ヒートアイランド現象を見た瞬間だと思います。
