景気回復?
現在は景気は緩やかに回復していると聞きます。
大企業は、増収増益が報じられています。しかし、地方の中小企業に勤める
人々の多くは、景気回復を肌で感じることが出来ません。
これはどういう事なのでしょうか?
昨日お話しをしました様に、自動車の国内新車販売台数(軽自動車除く)は
4年連続で前年度割れでした。反面、軽自動車の販売台数は伸びています。
車両価格や税金が割安な上に、燃費が良いものが多く、維持費が少なくて
済むメリットがあります。性能は良くなり、660㏄以下の排気量でも規格の見直しで
車体も大きくなり、エアバック搭載など安全面でも向上しています。
販売価格は変わりませんが、性能が格段に上昇しましたので、
価格は下がったと言えるでしょう。
昨年の年間新車販売台数は2百万台を超えました。新車販売台数の約半分は
軽自動車が占め、国内の四輪車の三台に一台の割合で軽自動車が走っている
計算になるそうです。その軽自動車も、ガソリンの価格高騰などの影響を受けたのか、
少し売れ行きに陰りが出ているらしいのです。
この様になかなか国内の需要が伸びません。
国内の大企業は、中国、アメリカなどの諸外国に輸出し、又、投資を行い
収益を伸ばしているのです。
トヨタの2006年度中間期は売上高・営業利益いずれも過去最大,通期の営業利益は
2兆円超まで伸ばしました。これ程の収益を上げながらも、月額1500円の賃上げ要求に対し、
昨年並みの1000円の回答に留まりました。
経営側は国際競争力の低下を招くと厳しい姿勢を取りましたが、
国外で得た利益を国内に還元できないということなのでしょうか。
企業は経営努力を怠りません。少しでも利益を上げるために必死です。
デフレから脱却できないでいるからなおさらです。
規制緩和の一環として、不況下の経費削減を目的として外部からの人員を
調達する方法を取れる様になりました。そして、2007年現在、非正規雇用
(いわゆる派遣)は全就業者の1/3を占めるまで増加しました。
