メーターモジュール あとがき
1メートル当たり9センチの差です。これが大きいのか?小さいのか?
【価格表示】以外には、そう大きなメリット、デメリットがあるようには思わない
とお話しました。しかし、
【価格表示】以外にメーターモジュールのメリットを大きく紹介しているところがあります。
それは、
高齢者対応!
いわば、
バリアフリー対応!
になっているというメリットを紹介しているのです。
廊下の広さを例にしたいと思います。
尺モジュールで廊下の広さを3尺間(910ミリ)とした場合、
910ミリ(柱芯々)-105ミリ(3尺5寸柱)-25ミリ(PB)=780ミリ
が実質有効開口の広さになります。
メーターモジュールで廊下の広さを1メーター(1000ミリ)とした場合、
1000ミリ(柱芯々)-105ミリ(3尺5寸柱)-25ミリ(PB)=870ミリ
が実質有効開口の広さになります。
もし、万が一、不慮の事故に遭い、車椅子の生活を余儀なく送らなくてはならない
可能性がゼロとは言えません。年老いた時、車椅子が必要になるかもしれません。
ごらんの様に一般的な車椅子の幅は610ミリです。
尺モジュールの場合 (780ミリ-610ミリ)÷2=85ミリ 片側85ミリの余裕
メーターモジュールの場合 (870ミリ-610ミリ)÷2=130ミリ 片側130ミリの余裕
85ミリの余裕では手の間隔も入れると直進するのも難しそうです。
130ミリぐらいあれば、問題なく進めそうです。
この部分をバリアフリー対応と称し、宣伝しているところもあります。
でも、ホントに本当でしょうか?
メーターモジュールでは直進は出来ますが、曲がるとなると難しいと思います。
そして、突き当たりトイレのドアがあろうものなら、扉の開いた時のスペースが邪魔をし、
トイレに入ることすら出来ません。
(実際、こういう現場を見ました。「車椅子対応なんですよ」と説明していましたが)
必要なのは、ただ単なるスペースの確保だけではなく、
動線を考慮したスペースの確保だと思います。(ドアを引戸に変更なども含め)
その場合、4尺間(1214㎜)が必要という意見もあります。
そして、必ずしも年老いてから車椅子の生活を送るとは断定できません。
それを想定して病院のような家を建て、そこで生活したいと思う人は少ないでしょう。
車椅子に合わせた設計はコストUPになりますし、使用しない時は無駄なスペースが
数多く存在するでしょう。家を車椅子に合わせる事は大変です。
近い将来はもっとコンパクトな車椅子が開発されるかもしれません。
必要なのは、そういった宣伝文句に踊らされることなく、
自分が高齢者になった時のことを想像し、対応を考えることだと思います。
それを供給する側の人達と、一緒になって考え、築き上げていく事が必要だと思います。
決してコンパクトなサイズではないのですが、ナント、六輪車!
これなら、尺モジュールの3尺間の廊下も曲がることも出来ます!
かなりの練習は必要でしょうが・・・・・・
