メーターモジュール Ⅳ
表示する『坪単価』は、【建築面積が増えても大して増額しない住宅価格】を
【使用した単位(4平米)ではなくより小さい単位(坪=3.3平米)】で割った値なのです!
分子が変わらず、分母が大きくなります。
さすれば、答えは当然小さい値になります。
と、お話ししました。それでは、メーターモジュールとは『坪単価』と表示する事で
価格を安く見せるためだけのモノなのでしょうか?
いいえ、そうでもないようです。
それでは、メーターモジュールを採用した場合のメリット、デメリットを考えてみましょう。
メリット
● 廊下・階段・洗面脱衣所・トイレなど尺間では狭い所が広くなる。
● クローゼットなどの収納スペースが広くなる。
● 部屋が広くなる。
これらが最大のメリットではないでしょうか。廊下などが尺モジュールと比較して
9センチ(1メートル当たり)大きくなります。この広がりが何よりのメリットです。
デメリット
● 和室の見栄えが悪い
● 押入れの収納スペースの奥行きが広い
(布団の収納には中途半端な大きさ)
元来日本の建物は、尺モジュールの木造軸組みの在来工法で建築されてきました。
当然和室主体です。ですから、尺モジュールの和室のバランスが崩れるため
見栄えが悪くなります。
以前は、合板やプラスターボードなどが尺モジュール用しか存在せず、
メーターモジュールを採用した場合、取り合いが悪く、不経済でした。
しかし今では、メーターモジュール用の資材が流通しています。
その為、価格面のデメリットはないと考えました。
後は、設計者の好みもあるでしょう。
設計者はバランスを重視します。自身がバランス良く設計できるのは
どちらのモジュールか?
【価格表示】以外には、そう大きなメリット、デメリットがあるようには
僕は思いません。
1メートル当たり9センチの差です。これが大きいのか?小さいのか?
それは僕の胆の大きさが問題?
