地場の工務店から大手ハウスメーカーへ
今まで、『住宅の歴史』を説明してきました。
今日は、今までのお話をまとめてみたいと思います。
それでは、お話を・・・・・・
古くから大工が家を建ててきました。(家のみならず全ての木造建築物)
江戸時代、明治、大正時代も大工が建ててきました。
地域地域に棟梁がおり、大工を雇い『工務店』として運営しました。
しかし、従来の建築技法(湿式工法)による『家』は長い工期も必要としました。
そこで、工期の短い技法「乾式工法」を海外で学び、普及させようとする人々が出てきました。
この「乾式工法」は、何度かの戦争を経て、太平洋戦争後の住宅不足を補う需要、
国家の政策により、研究、開発がなされていき、採用され発展していきました。
大手ハウスメーカーの誕生です。(③ 住宅の大量生産参照)
地場の工務店も「乾式工法」を取り入れました。はじめは、圧倒的に工務店が大半の
シェアを占めていました。
しかし、少しづつ大手ハウスメーカーが勢力を伸ばし始め、次第に工務店の地位を脅かす
までに至りました。
工務店は、図面で施主と打ち合わせをします。細かい納まり、仕様は
「棟梁にお任せします」というお客様が、昔は大半だったように思います。
そして工務店はキチッとした仕事をして『家』を施主に引き渡します。
これまで、そうして仕事をしてきました。従来の方法で良いと思ってましたし、
疑問すら持ちませんでした。
大手ハウスメーカーは、そこにつけ入る隙を見つけたのです。
施主から要望を聞きだしたら、すぐ会社に戻り図面を作成。
数日後には見積書まで添付して、打ち合わせに行く素早い対応。
仕様は全て、サンプルなどの現物を見て決定される細やかな対応。
生活様式の西洋化に伴った設計。畳からフローリングへ。座布団から椅子へ。
施主を『お客様』と呼び、大事に対応する営業マン。
そして、短い工期。
こうして、大手ハウスメーカーは住宅業界をリードする存在にまで発展していきました。
工務店が気が着いた時には、時すでに遅し・・・・・
工務店は仕事を奪われ、倒産する所もあれば、
大手ハウスメーカーの下請けに入る工務店もでてきました。
・・・・・・になりたいです。
